ネムノキの花
ネムノキの花は花が集まったものです。 全体で一つの花のように見えます。 花は葉がたたまれた夕方に咲き出します。	つぼみ 枝先に、１０〜２０個の花がかたまってつきます。 黄色の粒は雄しべの先の花粉粒。 花びらは白黄緑色で先が５つに裂けています。
がく片と花弁 いずれも白黄緑色をしたもので、 しわの寄ったやや緑色の強い部分ががく片、 その上部のラッパ状のものが花弁です。	集合した花の中心には 一つだけ違う花があります。 頂生花と呼ばれます。
一つの花は がく、花弁、多数の雄しべと１本の雌しべから できあがっています。 雄しべは糸状で、基部が白色、先が赤くなっています。 先端には黄色い花粉が付いています。 雌しべは１本で、先まで白いものです。	頂生花 おしべは根元の部分でくっついています。 この花は、蜜を貯めており、蛾などを誘引します。
ネムノキの雌しべだけを取り出してみると、 緑色にふくらんだ子房が右端に見えています。	ホーム　　　　　　　　　　　　　ネムノキのトップ