オニバスの葉


水中には矛型の水中葉がある。

最初に水面に出てくる葉は、和ばさみ型で、
赤みを帯びている。

この頃の葉は水中に引き込もうとすれば、
V字に開いた部分が閉じて漏斗状になる。

それ以上引くと隙間から水が入ってくる。
少しの増水くらいなら耐えられるようになっている。

次々に新しい葉を水面に出して浮かべる。

次第に丸くなり、継ぎ目が明瞭に見える。

同心円状に外側に次々と葉を出していく。
先に出た葉は枯れてなくなる。

葉の裏は紫色を帯びている。
骨組みがしっかりしており、浮かびやすい構造をしている。
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