ササユリ
Lilium japonicum Thunb.		ユリ科ユリ属
特徴：草地に生える多年草。明るい樹林下。
茎：高さ５０〜１００ｃｍ。
葉：長さ７〜１５ｃｍ、被針形。
花：茎の先に漏斗状の花を横向きに開く。
花被片は薄紅色〜白色。花期は６月。
分布：本州（中部地方以西）、四国、九州。		 名前の由来：葉が笹の葉に似ていることから。別名：小百合
生態：里山の採草地に生育する。
定期的に草刈りが行われる場所に生育することから、昔から人とのつながりが強い植物である。近年、個体数が減少している原因としては、採草地がなくなったこと、草刈りをしなくなったこと、樹林下の手入れをしなくなったこと、減少して希少性が高まったことにより盗掘が相対的に増えたことが考えられる。
保護・保全：私たちが自然とうまくつきあってきた頃の関係を示す代表的な植物の一つで、私たちと自然との関係を見直すのに重要な植物である。